書籍「眠れなくなるほど面白い糖質の話」のご紹介です。
あらすじ
「糖質」の疑問を専門医がすべて解説!
・今や一般化してきた糖質について
・ダイエットをしている人
・これから始めようと思っている人
・糖尿病の家族を持つ人など
糖質のメカニズムをもっと知りたい人に向けて、
わかりやすく端的に図解で紹介しています。
読書時間、読みやすさ
読書時間
2時間です。
興味のあった所を読んでいき、興味を持てなかったものは
流し見していきました。
読みやすさ
読みやすいです。
重要なポイントがマーカーで引かれており、図のある説明で
詳しく書かれているのでサクサクと内容が入ってきます。
印象に残ったところ
① カロリー制限という考え方
カロリーが高いものが太る原因、というのは間違い。
これは数十年前にアメリカが出した間違った結論が
常識として根付いてしまった古い考え方。今のアメリカでは
「糖質こそ肥満と糖尿病の原因である」となっている。
② 食後の眠気は糖質が原因?
食事をすると血中のブドウ糖が増えて血糖値が上がるが、
それを下げるためにすい臓からインスリンが分泌される。
これが血中のブドウ糖を下げるので、脳へ回っていた
ブドウ糖が急激に減り一時的に眠くなる。
食後の眠気を抑えるには糖質を抑えたメニューを選び、
しっかりとゆっくり噛んで食べるようにしましょう。
③ 糖質中毒
糖質を摂るとそのご褒美として幸せを感じるようになる。
この脳の快楽が大変危険で、
糖質を必要としていない状態でも
快楽を得るために糖質を摂ってしまうようになる。
糖質は依存性がある物質である。
④ 老化につながる食品とは
高温で調理すればするほど
老化の原因であるAGEが増える。
基本的に生が一番AGEが少なく、
生→茹でる→蒸す→焼く→揚げる
の順に増えていく。
糖質の多い食品をこんがり焼いたり揚げたりした食べ物
ワッフル、パンケーキ、ポテトチップス、フライドポテト
高温で調理した食べ物
ソーセージ、チキンナゲット、ローストビーフ、ハンバーガー
⑤ 「糖分を摂らないと脳が働かなくなる」は嘘
甘いものを食べると頭がすっきりしたと感じる人も
いるかもしれないが、実際は急激に血糖値が上がって
ドーパミンやセロトニンが分泌され、ハイな状態に
なっているだけ。そのあとすぐに低血糖に陥り
また甘いものが欲しくなる負のスパイラルに陥る。
安易に甘いものに頼らず血糖値を正常に保つよう心掛けること。
⑥ ちょこちょこ食べたほうが太らない
1日の食事量をオーバーするのであれば肥満に繋がるが、
1日の食事量が同じであれば、まとめて食べるよりも
ちょこちょこと分けたほうが太らない。
つまり、朝昼晩で食べている量を5回や6回に
分けて摂ったほうがより太りにくくなる。
逆に、まとめて1回でドカ食いするほうが太る。
読み終えての感想
太る原因は糖質。糖質制限を意識するのが
大切であることを学べました。
食後の眠気が糖質が原因であるのは初めて知りました。
意識して糖質を抑えていく必要性があるのを
改めて考えさせられました。面白かったです!