はじめに
今回ご紹介するのは
「マンガでまるっとわかる! 投資信託の教科書」です。
投資系の書籍を色々読んでいっていますが、
こちらの本は初心者にも割と分かりやすく
解説していると感じたのでご紹介します。
要約
投資信託の魅力ベスト5
魅力は大きく以下の5つ。
①プロにおまかせできるので初心者でも安心
②超少額から投資できる
③NISAで税率0%に
④リスク分散が簡単
⑤投資した資産が守られる
⑤の資産が守られる、というのは、
会社の資金と投資家から集めた資産を別々に管理することが
法律で義務づけられているので、会社が破綻しても
預けたお金が戻らない心配は要らない、というお話です。
以下は本のパート。パート毎に気になった個所を書いてみます。
1,投資信託の仕組みを知ろう
投資信託は3つの会社を通して運用される。
販売会社:銀行や郵便局、証券会社など。
運用会社:投資信託の運用方針を決定している。
管理会社:運用会社の指示を受けて投資の取引を行う。
投資家が直接申込金を払ったりするのは販売会社になります。
3つの会社を通して投資され利益が出て、投資家に戻ってきます。
2,投資信託の基本ルールをおさえよう
投資信託にかかる税金は、分配金と値上がり益(売却益)にかかる。
値上がり益は、売却した際に発生する利益に20%課税される。
分配金は普通分配金と特別分配金があり、
普通分配金はあらかじめ税金20%を引いて分配されるが、
元本から切り崩して分配される特別分配金は税金がかからない。
3,商品知識を身につけよう
運用スタイルは2種類ある。
パッシブ運用 :日経平均株価に連動した運用を目指す
メリット:平均的な値動きなので安定運用
デメリット:大きな値上がりは期待できない
アクティブ運用:TOPIXを上回る運用を目指す
メリット:運用が成功すると大きな利益
デメリット:パッシブ運用よりコストが高い
連動する指標(インデックス(※パッシブ))の種類
資産の種類 | おもなインデックス | インデックスを構成する銘柄 |
---|---|---|
国内株 | TOPIX(東証株価指数) | 東証一部の全銘柄 |
日経平均株価 | 日本企業を代表する225社 | |
外国株 | S&P500 | 米国企業を代表する500社 |
ダウ平均 | 米国企業を代表する30社 | |
NASDAQ総合指数 | 米新興企業向け株式市場 | |
MSCI コクサイ・インデックス | 日本以外の先進国(22か国)の主要銘柄 | |
MSCIエマージング マーケット・インデックス | 中国やインドなど新興国(23か国)の主要銘柄 | |
国内債券 | NOMURA-BPI総合指数 | 国債や社債など日本債券の主要銘柄 |
外国債券 | シティグループ 世界国債インデックス | 先進国(23か国)の国際 |
国内不動産 | 東証REIT指数 | 東証に上場するすべてのJ-REIT銘柄 |
外国不動産 | S&P 先進国REIT指数 | 先進国(16か国)の主要REIT銘柄 |
コモディティ(商品) | S&P GSCI商品指数 | 原油、金、小麦など24種類の商品先物 |
その他特徴的な商品
ETF:上場投資信託。株のようにリアルタイムに取引できる投資信託
MRF:1円単位でいつでも入出金できる。手数料無料
REIT:不動産に投資する投資信託
4,投資信託を始める前に必要なこと
書籍では以下の投資信託取引の流れを詳しく解説しています。
①販売会社を選ぶ
②取引口座を選ぶ
③投資信託の商品を選ぶ
④投資信託を買う
⑤投資信託を売る
5,購入・運用のコツをつかもう
ポートフォリオ(株や債券などの資産の組み合わせ)を
決める事で、リスクの度合いを調整できる。
年齢に合わせてリスク許容を変える。
例えば60代はリスクを抑えるために債権を多めにするなど。
また、分配金はもらわずに再投資する事で複利効果を高める。
複利効果の考え方を書籍では分かりやすく解説しています。
6,安定した投資信託のライフをめざそう
リレー投資。運用の途中で似た特徴の商品に乗り換えること。
例えば、少額から買えるインデックスファンドから始め、
資金がたまってきたら、1万円から購入可能ではあるが
運用管理費が抑えられるETFに乗り換える。
感想
個人的に投資信託は割とやってきているのですが、
基本をもう一度勉強しようと思って読んでみました。
忘れていた事とか知らなかった事が結構あって
とても勉強になりました。
漫画で読みやすいのでオススメです!
興味ある人は是非♪