書籍「マンガでわかる バフェットの投資術」のご紹介です。
あらすじ
株式投資で世界的富豪に昇りつめ、
さらに賢人として世界中から尊敬される投資家。
「ウォーレン・バフェット」の人生を通し
投資の哲学と手法を学べます。
・バフェットの言葉で投資哲学を深める!
・彼の人生と行動をマンガを通して知る!
・彼の当時の投資手法を解説、現代の投資からみて理解する!
バフェットの考え方を少しでも取り入れることで
長期的に資産を増やしていきましょう、というお話。
読書時間、読みやすさ
読書時間
1時間30分ほどでした。
マンガ部分が30分、文章部分が1時間ほどです。
読みやすさ
少し読みにくいです。
文章のところが情報を詰め込み
過ぎている印象です。
ただ、マンガ部分で大きな話を掴む部分では
読みやすいと思います。
印象に残ったところ
① 5歳にして市場分析をしていた
幼い時、ガソリンスタンドで
飲み物の瓶の王冠を集めていた。
王冠を数えることでペプシが売れているのか、
コカコーラが売れているのか
人気の傾向を分析していた。
② 投資で得た3つの教訓
1,買ったときの株価にこだわらない
購入時の価格にこだわると、少し値下がりした時点で
売りたくなってしまう
2,目先の小さい利益にとらわれない
利益を出そうとして少し値上がりした時点で売ると、
大きな利益を逃すことになる
3,極力他人のお金では運用しない
他人のお金で運用するのは責任が伴い、自分の金で
運用するより心理的にはるかに難しいので極力やらない
③ バリュー投資
バリュー投資とは、安く買って高く売る。割安かどうかの
判断も含めて財務分析を行い企業の本質的価値を見極めるもの。
その確認項目が以下の7つの基準。
1,小型株は避ける
2,流動資産が流動負債の2倍以上かつ長期負債が純流動資産以下
3,最低10年間は赤字がない
4,20年連続で配当を出している
5,過去10年間のうち直近3年間の1株当たり純利益が
最初の3年間より33%以上上昇
6,PERが15倍以下
7,PBRが1.5倍以下
④ グロース投資
フィッシャー理論。企業の成長性で企業価値を見極める。
1,売り上げ拡大を続ける力
現在収益の大半を担っている製品やサービスで
今後数年間にわたって拡大が見込めるかどうか。
2,利益を生み出す力
10%以上なら収益性が高いと判断する。
3,経営者の質を見る
企業の長期的な成長には、労働者と使用者の良好な
関係が必要である。
⑤ 90歳の誕生日に日本株の購入
2020年8月30日。
90歳の誕生日という節目に
伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅の
5大商社の株式をそれぞれ5%づつ購入。
これまで日本株を買わないといわれていたが
突然購入したことで市場関係者を驚かせた。
読み終えての感想
投資の神様、ウォーレンバフェット。
お金や投資の勉強をするとき
何度も耳にする世界的な超有名人ですが、
その人生がどういうものだったのか
分からなかったので勉強になりました。
最近、バリュー投資に注目した手法で
考えている傾向があったので、
別視点での気付きを得られました。
さすが巨万の富を築いた投資家。
勉強になりますよ!