書籍「まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学」のご紹介です。
あらすじ
人間関係に行き詰ったら…アドラーを読もう!
「誰でも3日で変われる。…変わろうと思えばね」
・仕事で先輩とうまくいかない
・パートナーとの関係が最悪で、離婚したい
・人の評価が気になってしかたがない
・子どもが巣立ったあと、どうすればいい?
仕事、夫婦関係、老後への不安――
あなたの悩みにもきっと答えてくれる
自己啓発の父・アドラーが贈る8つの処方せん、というお話。
読書時間、読みやすさ
読書時間
1時間ほどでした。
漫画は全てストーリー仕立てでサクサク読めます。
読みやすさ
読みやすいです。
ストーリーで場面をイメージさせながら
アドラー心理学の考え方・実践方法を
説明しているので分かりやすいです。
印象に残ったところ
① 優越感と劣等感は根っこの部分は同じ
「あの人にはかなわない」と感じているからこそ
「こいつには勝っている」と思いたくなる。
誰かと比べている、という
相対的な評価をしていることで根っこが同じといえる。
② 自然の結末
行動の結果を自ら体験することによって
学ぶことも大切である。
相手に何を言っても聞いてくれない時が
あるが、体験するために必要なことだと考えて
あえて言わない事も大切である。
③ 民主的決定
一人一人の発言が尊重されるのが「会議」。
「あなたは」ではなく、
「私は」どういう理由でどう感じているのか。
必ず「私は」を主語にして
意見を出していくことが重要。
④ 不完全である勇気
完璧な時だけ戦うのではなく
不完全な時も挑戦していく勇気のこと。
完成度を高めること自体は悪くないのだけど
そうすればするほど失敗が許されなくなってくる。
何回か失敗するのが普通だと考えていくこと。
⑤ 課題の分離
課題には
1,自分の課題
2,相手の課題、
3,自分と相手の課題
の3パターンあるが
これは誰の責任だろうか?誰の課題だろうか?と
自問自答してみる。
自分の課題でないものには手を出さず、
自分の課題にひたすら取り組んでみる。
読み終えての感想
「嫌われる勇気」等にもあった内容でしたが、
こちらの書籍は人間味のあるキャラクターが
優しく諭している感じで非常に好感が持てました。
短時間でアドラー心理学をざっくり知りたい!
という人にはオススメです。