書籍「超雑談力」のご紹介です。
あらすじ
微妙な関係の人と、気を使いながら、
なんとなく話さなくちゃいけない「雑談」。
苦手、うまくいかない、ストレスという人も多いでしょう。
なぜ「雑談」は難しいのでしょう?
それは「雑談は、普通の会話とは、まったく違うから」です。
だから難しくて当たり前。
では、どうすればいいか。
「雑談に適した話し方=雑談力」を身につければいいだけです。
テレビやラジオで活躍する「コミュニケーションの達人」が教える、
超雑談力7つのルール+場面別のコツが満載。
一生モノの雑談力を身に付けましょう!というお話です。
読書時間、読みやすさ
読書時間
1時間30分ほどでした。
私はそれほど読むスピードは速くないですが
それでも時間はかからないかな、と思います。
読みやすさ
読みやすいです。
文字数も少なくてバランスよく、
要点も赤い線が引いてあり、さくさく読めます。
印象に残ったところ
① ただ会話のラリーを続ける
雑談は、会話を通じてお互いの警戒心を解き、
スムーズで円滑な関係にシフトするのが目的。
面白い話を無理にする必要はないし、
結論やオチも要らない。
ただただ、続きさえすればよい。
② 時事ネタやニュースを話す場合は注意
会話が上滑りしてしまい、生の感情を話しにくい。
自分自身のエピソードや体験談を話す方が
気持ちを乗せやすい。
③ 肯定して共感する
相手の発言を否定・訂正したりアドバイスをするのは
雑談においてはNG。
多少相手の話が間違っていようと意見に違いがあろうと、
目をつむって話を続けるのが正しい。
肯定すると人は気持ちを打ち明けやすくなる。
④ 雑談はほどよいところで切り上げる
雑談は関係の構築が目的だが、
ある程度距離を置きたい場合もある。
雑談の切り上げ方は、
なるべく気持ちを話さず、
リアクションを抑え、話をまとめて、その場を去る、
というイメージで行う。
⑤ すぐに「私もです」とアピールしない
共通の話題が見つかると「私も」と、
つい自分の話をしたくなるが、
すぐ話始めるとだと相手の話を奪う事になってしまう。
共通点があることは伝えつつも、
会話の主導権は相手に委ねる方が良い。
⑥ 食べ物の好き・嫌いの話は鉄板ネタ
食べ物の好き・嫌いは、誰も傷つかない、
でも人柄が出やすい話題なのでおすすめ。
子供みたいな好き嫌いの話は初対面の相手でも
必ず盛り上がる鉄板ネタです。
⑦ あいづちよりもリアクションの方が簡単
気の利いたあいづちよりも
「あいうえお」のリアクションが効果的。
「あー!(納得)」
「いいですねー(共感)」
「うーん(考える)」
「ええ!?(驚き)」
「おー!(感嘆)」
⑧ クローズド・クエスチョンよりもオープン・クエスチョン
「はい、いいえ」で終わってしまう
クローズド・クエスチョンは
相手に悩ませることが少なくなるので効果的。
最初に話のテンポを作る上でクローズドは有効。
⑨ 飲みや遊びに誘われたら「いいですね!」と即答する
正直、行きたくないとしても、
保留にするのはNG。
「ぜひ行きたいです」と即答するのが正解。
そのうえで「スケジュールを見てみたのですが、
すみません、先約がありました。」と
後から断ってもOK。
前向きなポーズを示せるかどうかが関係構築には重要。
読み終えての感想
雑談。簡単なようで難しい。
沈黙の時間が流れたら焦りますよね。
何話したらいいんだろう、と。
この本ではシチュエーションに合わせて
どういった対策があるのか網羅的に書いていて
勉強になりました。
雑談のヒントになることが多く詰まっているので
一度は見てみる価値はありますよ。